NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
05.04.2020
観光業界の労働者への新たな機会

新型コロナウィルス感染症の影響はクイーンズタウンの旅行業界にも及んでいるが、新たな雇用の機会としてブドウ栽培の分野が出現しつつある。

ブドウ収穫労働者採用に関連するオタゴの団体が、最近多くの引き合いがクイーンズタウンから来ていると報告している。これは現地での最近激減したサービス関連の仕事の影響と見られている。

セントラル・オタゴ・ワイン生産者協会のニック・ポーリン会長は、「昨今の情勢で、ブドウ摘みの仕事を探している人が例年より多くいるようだ。特に顕著なのは旅行業界とサービス業界からのように見受けられる」と語る。

さらにアレキサンドラのシーズナル・ソリューション社の最高経営責任者のヘレン・アスビー氏も、ポーリン氏の言葉を受けて、「クイーンズタウンで失業した人からの引き合いを数多く受けている。まだはっきりした数字を発表するには時期早ではあるが、全般的に代替となる仕事先を求めている人の数はかなり多くなると予想されている。また、ブドウの収穫時期も迫って来ているので、短期間での仕事として特に興味がもたれているようだ。」

ブドウ栽培業界は収穫時期に何百人もの人を太平洋諸島や地元のニュージーランド人やバックパッカーから雇用している。

ポーリン氏はスパークリングワイン用のブドウは今収穫されつつあり、主要となるブドウ収穫は4月あたりから開始し、天候にもよるが、4月後半から5月初頭までの収穫時期となる、と言う。

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