NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
03.01.2010
マールボロのスパークリングワイン旋風

フード&ワイン雑誌「グルメ・トラベラー」最新号にて、ニュージーランド人のマスター・オブ・ワイン、ボブ・キャンベル氏があらゆるスパークリングワインを試飲しトップ12を選出、その内11本をマールボロのワインが占めた。

試飲ワインはそれぞれ100ポイント制で採点され、「デューツ・マールボロ・キュヴェ・ブラン・ド・ブラン 2006」と「ノーティラス・キュヴェ・マールボロ・ブリュット NV」が同得点でトップタイとなった。デューツのスパークリングワインは、最近発表された、ニュージーランド航空ワインアウォーズにおいても最優秀スパークリングワインの座に輝いている。

マールボロ以外では、セントラル・オタゴ産のものが唯一90ポイントでベスト12にランクインした。

「すっかりソーヴィニヨン・ブランの代名詞となったマールボロにとって、今回同品種以外が認められたのは喜ばしいことであるが、決して予測していなかったことではない」と話すのは、ワイン・マールボロのマーケティング・マネージャー、マーカス・ピッケンス氏。「高品質ゆえ、我々は長年に渡ってマールボロを南半球のシャンパーニュと呼んできた。ソーヴィニヨン・ブラン同様、ピノ・ノワールやシャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、リースリング、ピノ・グリなどの品種から受賞ワインを産出している。今回の試飲では我々がいかに多様性を持ち合わせているかということを示し、またマールボロのワインメーカーやブドウ栽培者にとってさらなる誇りとなった」と同氏は続けた。

マールボロでは、1980年代半ばにフランス人のダニエル・ル・ブランが初めてスパークリングワインを造って以来、高品質スパークリングワイン産地としての名声を徐々に築き上げて来た。
マールボロは冷涼気候の産地であるため、シャルドネやピノ・ノワールなど、スパークリングワインの主要品種の栽培に最適とされる。

今回トップ12に選ばれたマールボロ産スパークリングワインは以下の通り。

Deutz Marlborough Cuvee Blanc de Blancs 2006 - 94 points
Nautilus Cuvee Marlborough Brut NV - 94 points
Cloudy Bay Pelorus NV - 93 points
Cloudy Bay Pelorus 2005 - 93 points
Daniel le Brun Blanc de Blancs 2000 - 93 points
No. 1 Family Estate Cuvee Number 8 NV - 93 points
No. 1 Family Estate Cuvee No. 1 Blanc de Blancs NV - 90 points
No. 1 Family Estate No. 1 Rose NV - 90 points
Allan Scott Cecilia Reserve Brut NV - 88 points
Huia Blanc de Blanc 2004 - 87 points
Deutz Marlborough Cuvee Brut NV - 86 points

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