NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
09.10.2006
職を求めるオーストラリア人ワインメーカーにとって魅力の地、NZ
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近年のオーストラリアワインブームにより、同国内におけるワイン栽培者・醸造者が急増し、現在は飽和状態にある。そこで新卒、転職組のオージー達が共に目を付けたのが、今後ますますの発展が見込まれている隣国ニュージーランド。
特にに人気があるのはマールボロ地方で、冷涼な土地でワイン作りに挑戦できるという魅力だけではなく、そのライフスタイルに惹かれてこの地に定住する人も多いという。
クラウディ・ベイのティム・ヒース氏もその一人。昨年まで南オーストラリア・バロッサ・ヴァレーのマウントアダム・ワイナリーにてワインメーカーを務めていた。同氏は、「クラウディ・ベイという今や国際的ワイナリーで働くチャンスを得たことはもちろん誇りであるが、マス釣りやスキー、マウンテンバイクに乗ってで自然を楽しむなど、この素晴らしいライフスタイルを得ることができたことにも非常に満足している。ここには全てがある。」と語る。
また2002年よりフラミンガムにてアシスタント・ワインメーカーを務めるサイモン・マイルズ氏は、マールボロでワイン関連の仕事に従事するオージーの多さに今でも驚きを隠せない。そして自身については、「もともと1ヴィンテージのみの滞在予定だったはずが想像以上の可能性を感じ、ここフラミンガムでポジションを得る事になった。軽い気持ちで小舟に乗ったつもりが、気付けば大漁だった。」と比喩を交えてコメントしている。
成長著しいニュージーランドワイン産業、今後もこのオージー流入の傾向は続くと見られる。