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2013年の国勢調査によると、マールボロのワイン地域には高等教育(高卒後の専門学校、短大、大学教育)を受けた15才以上の人が27552人いるとしている。前回2006年の国勢調査の数字から1917人増加。その半面、同年代で高等教育以下の人口は、900名減の8115人と言う結果になっている。
植物・食糧研究所の主要科学者のマイク・トロー教授は「ワイン産業の影響が人口増に貢献している、と考える。このようにマールボロ地域で、自己啓発、資格獲得のために勉強をする人が増える傾向は非常に好ましい。全てのワインメーカーや葡萄栽培者も資格獲得をしているのかもしれないが、それは培った経験に知識を上乗せにとなる。この他にも、海外で高等学校を修了した約300名がマールボロに移住してきているが、それは納得がいく。マールボロは今後も発展が期待されていく土地だから、教育レベルの高い人たちが移り住んでくれるのは、マールボロにとっても好影響となる。最近のこの傾向が、『ワイン業界で働くには自分は高学歴過ぎる』と思っている人たちの思いこみを解消してくれると期待している。実際、修士号保持者の人口も約200名増加しており、この上昇傾向は今後も継続するだろう」とトロー教授は期待を馳せている。
「残念なことに、高学歴の人がいると、居心地が悪くなってしまう人もいる。高学歴のひとは、ただ単勉強が大好きなだけで、いたって普通の人間なのだから、そんなことは心配しなくてもいい。ワイン業界は一般の人が思っているより技術的な分野だ。電気、建築、運転、機械操作の専門家などなど沢山の人がかかわっており、特にワイン業界で働こうとするには、それぞれの分野の正式な資格が必要となる」とも教授は付け加えている。
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