NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
18.05.2014
ワイン輸出額13億ドルを超過

最近のニュージーランド統計局発表の数値によると、ワイン輸出額が初めて13億ドルを超えた。ワイン輸出額統計は地域毎の数値ではないが、ニュージーランドワイン生産者協会の試算では、同地域が国内ワイン生産の75%を占めることから、マールボロ地域からの推定ワイン輸出額は10億ドル強となる。ちなみに、過去10年で、ワイン輸出額は10億ドルもの成長を遂げた。

ワイン・マールボロのマーカス・ピケンズ部長は「マールボロは国内で最大のワイン輸出額を稼ぎ出している。この地がニュージーランドで最重要なワイン地だから、ここでワイン造りをしたくなるのが当然だろう」と強気の発言をしている。

「昨今の名声を得るまでには20年以上かかった。素晴らしい業績だ。全ては葡萄栽培者とワイン造りに関わる人のたゆまぬ努力と尽力のおかげだ。それだからこそ、マールボロがニュージーランド一のワイン地域となりえたので、これは決して偶然ではない。それに反して、他のワイン生産地域は国内市場に力を入れていた。」

ワインはニュージーランド輸出総額で第8番目の産業であり、ソーヴィニヨン・ブランの輸出のおかげで、マールボロは他の地域より認識度が高くなった、とニュージーランドワイン生産者協会は推測している。

「ワインがニュージーランドの輸出に大いに貢献しているのは、非常に誇らしいことだ」とピケンズ氏は言う。とはいえ、世界の10大ブドウ生産国の中にはニュージーランドは入っていない。昨年の生産業績では、33.6万トン余りのブドウ生産があり、そのうちマールボロでは25.1万トン生産している。「順位がどうこう言っている訳ではない。生産量は少ないが、パーフォーマンスが問題だ。マールボロワインの質に顧客はプレミアムを払っている。非常にユニークな状況だ。つまりは、収益率とその価値を株主と地元に貢献しているということになる。」

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