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ニュージーランド政府観光局とニュージーランド・ワイン生産者協会が同国の観光振興を目的に協力するための相互覚書に署名した。
ニュージ-ランド政府観光局のケヴィン・バウラー局長は「この覚書は今後、ニュージーランドが観光と素晴らしいワインの生産地であることを世界的宣伝する、という双方の観点から同国の振興に努めることを双方が正式に確認した。これにより海外から休暇でニュージーランドに訪れる観光客と主要市場でのニュージーランド・ワインの販売増につながることが期待されている。海外からの旅行者とワイン業界の相互関係が認識された」とコメントしている。
ニュージーランド・ワイン生産者協会のグローバル・マーケティング担当のクリス・ヨーク氏は「ニュージーランド産ワインは毎年10億グラス分相当が海外で消費されている。これだけを見てもワイン消費者はニュージーランドに熱を上げている、証拠だと言える」と言う。
今回の覚書で特に北アメリカ、オーストラリア、英国、中国の市場に重点を置く。中でも、ニュージーランド政府観光局のプレミアム・トラベル、ビジネス関連イベント、外国間貿易と消費向けイベントを含む特別イベント、観光局の国際メディア戦略、社会・公共関連イベント、業務・マーケティング配布物にもこのワインとツーリズムを念頭に置いたプログラム作りとなる。
前述のヨーク氏は「この提携は前回ニュージーランドが主催国となったラグビーワールドカップのプロモーションを通じて築いてきた協力体制から生まれたものだ。新たな提携活動の一部として、ソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワーの戦略的販売促進をツーリスト向けとしたイベントも検討中だ。これからの発展は非常に期待しており、考えれば考えるほど、アイディアが浮かんでくる」と言及している。
ボウラー氏は「これまで海外の人が知らなかったような、ニュージーランド・ワインの種類の広さを知らしめる絶好の機会となるだろう。ニュージーランドでの旅行中に消費活動の多い観光客は、ニュージーランドの食べ物とワインに大変興味を持っている。観光客が滞在中にすることを検討した時に、ワイン振興は自然の成り行きで、今回ニュージーランド・ワイン生産者協会との提携で、海外での私たちの活動を最大限に生かすことが出来るものだ」と語る。
本年当初、既にニュージーランド・ワイン生産者協会とニュージーランド航空はワイン・ツーリズムを目的とするニュージーランド旅行振興を目的とした同意書に合意をしている。