NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
10.11.2014
ガメイがソーヴィニヨンブランに匹敵する赤ワインに!?

テ・マタ・エステートのディレクター、ニコラス・バック氏は、ガメイ種について揺るぎない主張を示した。
「全てのワインが熟成に向くものである必要は無く、ガメイは本当に飲みやすい」と主張した。

バック氏は昨年父親よりホークス・ベイのテ・マタ・エステート代表の座を譲り受け、ピノノワールと共に、同品種以外での軽いスタイルのワインでの成功の可能性を示唆している。

バック氏は次のようにコメントしている。
「ピノノワール以前は、ニュージーランドには軽めの赤ワインの市場がほとんど無かった。赤ワインは黒ワインと呼ばれるほど濃く、アルコールが14%で樽がしっかり効いたものという認識を持たれていた。しかしながらピノノワールが、赤ワインがボリューム感のあるフルーツ爆弾のようなワインだけではないことを示したことにより、ニュージーランドにとってガメイのようなワインを知る良いきっかけとなった」

テ・マタが所有するガメイの単一畑のワインが同品種では最高レベルとなる17.99ポンド(約3,100円)ながら、ガメイの重要なポイントとして、気軽に楽しめるワインを手頃なコストで生産できることである。

「ピノノワールは世界中どこでも高額で、質が良くなくひどいと言えるものでも決して安くはない」と自身の意見を述べた上でバック氏は以下のように結論付けている。
「ピノノワールはとっておきのワインとして、ガメイはブルゴーニュのボジョレー地方同様、フルーティーで軽く気軽に楽しめる赤ワインとして位置付けることができる。ガメイはニュージーランドのほとんどのワイン産地での栽培に非常に適しており、ニュージーランドの白ワインの代名詞ともなっているソーヴィニヨンブラン同様の役割を果たせるはず」

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