NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
02.08.2015
2つのブランドと3人の男が新ワイン会社設立

マールボロの2つの有名ワインブランドが元従業員達の協力により手を組んだ。
ハイフィールドとテラヴァン・ワインズがハイフィールド・テラヴァンに生まれ変わる。

ワインメーカーのアリスター・ソーパー氏とゴードン・リッチー氏がジェネラル・マネージャーのピート・コールドウェル氏に加わり、全員が高い目標を心に掲げ新会社の運営をスタートした。

「どちらのブランドも高品質ワインとしての地位を築き上げた。ハイフィールドはソーヴィニヨンブランとメソドトラディショネル(訳注:シャンパン製法で造られるスパークリングワイン)、テラヴァンはピノノワールとソーヴィニヨンブランにおいてそれぞれ高い評価を得ている」とコールドウェル氏。

またリッチー氏は次のようにコメントしている。
「2ブランドが協力しつつ、各ワインメーカーは引き続きそれぞれの得意分野に注力する。ラベルもそれぞれのものを継続し、個性や特徴は変えない」

ソーパー氏も「それぞれがこれまでニッチマーケットを開拓してきた。今後協力して運営していくが、お互いが同じようなワインを造りたいとは考えていない」と話す。

コールドウェル氏は以下のようにもコメントしている。
「ハイフィールドは2つの小さなヴィンヤードとアイコン的存在のワイナリーを持っている。一方テラヴァンはヒルサイドの良い立地にヴィンヤードを構えているがワイナリーは所有していない。これらの要素を合わせると、特別な何かが生まれるはず。3人合わせると50年以上に渡るワイン業界での経験となるが、マールボロを信じており、この地を選んでいる。我々3人は志を同じくする仲間でマールボロを愛している。また、この土地から生まれるワインを愛しており、マールボロのワイン業界が前進するための一員でありたいと願っている」

テラヴァンとハイフィールドのワインは、いずれもハイフィールドのセラードアーにて販売、夏にはレストランも再オープン予定。

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