NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
06.12.2015
ニュージーランドワイン、低収量ながら価値は保持

今年はブドウの収穫量が少ないこととニュージーランドドル安が相まって、ワインの輸出増が見込まれることがワイン業界のレポートにより明らかになった。

ラボバンク・グローバル・ワイン・クォータリー・レポートによると、ニュージーランド・ワイングロワーズは昨年比27パーセント減となる32万6千トンの収穫量を見込んでいるとのこと。

レポート著者の一人、シニア・アナリストのマーク・ソッシオ氏は、同国の生産量はここしばらくそこまで低下していないが、輸出額の増加が輸出量を凌いでいることが理由の一つであると話す。

さらに同氏は次のように続けた。
「世界的需要が必ずしも高まる必要はないが、アメリカやカナダ、オーストラリア市場でさえ高価格帯が伸びているという傾向は確認できている。世界中の多くのワイン生産国よりプレミアムワイン生産者であるということは、ニュージーランドの生産者にとってはプラスとなる事実である。7月までの7ヶ月間で、ニュージーランドのワイン輸出量が9パーセント強の伸びに対し、輸出額は12パーセント増となっている」

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