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テ・マタ・コルレーンが、オークランドのオークションハウス、ウェブズで競売にかけられた。
30年前まで遡ったコルレーンの完全版コレクションが、評価額をはるかに上回る額でオークションにかけられた。
最高入札者はニュージーランド航空で、垂直(各ヴィンテージ1本ずつ)セットを4,800ドルで競り落とした。
ウェブズのファインワインエキスパート、リース・ウォーレン氏は、ニュージーランド航空がグレート・ワインズ・オブ・ニュージーランドという企画のプロモーション目的で使用予定であると話した。
偶然にもニュージーランド航空は、最大のニュージーランドワイン給仕者で、年間650万杯をサービスしていると発表している。
ウォーレン氏は「ニュージーランドのアイコンワインに大変良い価格がついたことに非常に満足している」とコメントした。
このコレクションは、1982~2014ヴィンテージにまでわたっており、その独自性からオークション出品の中でも最も印象に残るものの一つであるとされる。
生産されなかった1992、1993、2012ヴィンテージを除いた30ヴィンテージが揃っている。
当初の見積もり額は2,400~3,400ドルと控えめなものだった。
テ・マタ・エステートの最高責任者、ニック・バック氏は次のようにコメントしている。
「売り手にとっても買い手にとっても素晴らしい結果になった。ニュージーランド航空にとっては夢のような掘り出し物であったであろうし、ウィンウィンの状況と言える。驚くべき歴史の一片を購入した。これらのワインで素晴らしいイベントが開催できるだろう。そのために購入したと理解している」
テ・マタ・コルレーンはニュージーランドのプレムア赤ワインとして数多くの称賛を受けている。
2013ヴィンテージは小売価格100ドルで、たったの10日間で完売した。
ワインエキスパートのヴィク・ウィリアム氏は、「このコレクションの希少さは大変なもので、並外れた良質のワインである。テ・マタ・コルレーンは、ニュージーランドの偉大なる赤ワインとて注目された初めてのワイン」と話す。
初リリース時には、素晴らしいボルドースタイルの赤ワインとして非常に高い評価を受けた。
「完璧な状態で保管されていた。古いワインで年齢を反映した味わいになっていると思うが、すばらしい状態であると期待している」とウィリアム氏。