NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
01.05.2016
エミレーツ航空がトップクラスのニュージーランドワイン増加

エミレーツ航空は、トップクラスのニュージーランドワインを含め、ワールドクラスのワインプログラムへの多額の投資を継続する。

2015年、エミレーツ航空は1300万本超、1億4千万USドル相当のワインを購入した。これは、前年の2倍以上の金額となる。

エミレーツ航空は昨年、200万USドル相当のニュージーランドワインを購入、オーストラリアワインは400万USドル。ニュージーランドワインは好評価のピノノワールやシラーがファーストクラスとビジネスクラスで供されており、航空会社限定分のクラウディ・ベイのソーヴィニヨンブランとピノノワールも含まれる。

エミレーツ航空がワインへの投資を拡大しているのは、同社のネットワーク拡大に応えるもので、乗客へできる限りベストの商品を提供するというコミットの現れでもある。

「弊社のビジネスのあらゆる面において、お客様に最高の経験を提供することを目標とし、その約束を守るべくワインプログラムを監督してきた。長い年月をかけ世界中の一流のヴィンヤードの興味を集め、ワインプログラムを築き、エミレーツ航空のワインリストは世界の有名都市のトップレストランと同等なものであると自負している」と、エミレーツ航空社長、ティム・クラーク氏はコメントしている。

さらに同氏は次のように続けた。
「お客様の多くが機内で提供しているワインの種類と品質に驚きと喜びを表す。そしてどのように弊社がこれほど稀少なものやなかなか手に入らないヴィンテージのワインを調達しているのか疑問に思っているようだ。答えは、長期計画と投資」

エミレーツ航空のワイン戦略は、非常に良いワインは市場に出る1年前に先物買いを行い、フライトで供給する前に飲み頃になるまで寝かせておくという方法が取られている。また、他の航空会社の多くが仲介業者を通して調達している中、エミレーツ航空は自社のワイン鑑識チームが世界一流のヴィンヤードと直接関係を築き、自らの手で顧客のため他では手に入らないような稀少なワインを確保している。

2006年以来、エミレーツ航空はワインに6億9千万USドルの投資を行い、中には2025年にようやく飲み頃を迎えるワインもある。エミレーツ航空のワインセラーは、航空会社最大で、現在220万本のヴィンテージワインを貯蔵している。

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