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マールボロのブティックワイナリー、ヘルツォークが、ブランド名の変更を余儀なくされた。
これは、アメリカの巨大会社ロイヤル・ワイン・コーポレーション所有のバロン・ヘルツォーク社が知的財産権の侵害として、マールボロのヘルツォークへブランド名変更を訴え、認められたことによる。

ブランド名変更についてヘルツォーク・ワイナリーは1年半近く戦い続けたが、最終的に変更せざるを得ない形となった。”ヘルツォーク”という名称はNZではそのまま使用可能であるが、オーストラリアでは不可とのことから、両国で”ハンズ・ヘルツォーク”という新ブランド名を使うことに決定した。すでにアメリカやヨーロッパでは”ハンズ”として販売されている。

スイスから1990年半ばに移住し、ワイン造りを始めたテレス＆ハンズ・ヘルツォーク夫妻。
夫人は以下のようにポジティブに一件を語っている。「主人は彼のワインと共に息をし、生きてきた。彼のワインに対する情熱と知識、そして哲学は全てボトルの中に詰まっている。今回のブランド名変更は、主人がこれまで情熱を傾けて来たブドウ栽培とワイン醸造の全てを再確認させるものと捉えている。また、現在我々が行っていることや今後進んでいく道を、改めて自ら支持するきっかけともなった。」

また一方で、同じく“ヘルツォーク”として営業中のレストラン名はそのまま残されることが決まっている。