NZ Wine News
ニュージーランドワインニュース
25.06.2007
セントラル・オタゴ、シャンパーニュと同様の呼称規制へ
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セントラル・オタゴのワイン生産者達から、シャンパーニュ同様セントラル・オタゴの名を法的に守ろうとする動きが出ている。
セントラル・オタゴ・ワイングロワーズ・アソシエーション代表のマーティン・アンダーソン氏によると、この10年間の精力的なマーケティングとトップ・クラスのワインを生産してきたことにより、「セントラル・オタゴ」の名は広く認知されるまでになった。そのため、今後国内外他の地域で同名を使用されることがないように法的に守りたい考え。
これはNZにGI(地理的呼称制度)が導入されたことにより可能となり、地域の特定、一定の品質を保っていること、評判やその他地域特性などが示されることとなる。
セントラル・オタゴGIは、主に同地域生産量の約7割を占めるピノ・ノワールに使用されることになるが、ピノ・グリ、リースリングやゲヴュルツトラミネールなどの他品種にも使われる。
まずは同GIとして具体的なエリアを特定することが急務とされており、セントラル・オタゴ地方に加え、クイーンズタウンの湖水地方が境界線となると見られている。
同GIが定着すれば、有益なマーケティング・ツールとしてセントラル・オタゴ産ワインの独自性をより主張でき、かつその価値をより高めることができると、関係者から寄せられる期待は大きい。