地域別
ぶどう栽培面積
[総面積]
39,935 ha
地域別ぶどう栽培面積 (Ha)
- マールボロ
- 27,808
- ホークス・ベイ
- 5,034
- セントラル・オタゴ(ワイタキ)
- 1,989
- カンタベリー/ノース・カンタベリー
- 1,369
- ギズボーン
- 1,191
- ネルソン
- 1,102
- ワイララパ
- 1,039
- オークランド
- 319
- ノースランド
- 71
- ワイカト/ベイ・オブ・プレンティ
- 12
充実したワインツーリズムトレイルは、様々なセラードアでの体験や定期的なフード・ワインフェスティバルの開催に役立っており、またアール・デコ建築の景観を楽しんだり(ネイピア市)や職人芸をも感じたりすることができる。
エスク・リヴァー・ヴァレー地域北部に位置するベイ・ヴューや、南部のテ・アワンガの砂利土壌は、上質なシャルドネやピノ・ノワールを始めとする早生の赤ワインを生み出すことで、注目を浴びている。
つい最近には、ベイ・ヴューにヒルサイド・テラスが再建されたが、エスク・リヴァー・ヴァレー地域とマラエカカホに新しいヒルサイド・ヴィンヤードが建設される計画も進んでいる。
日当たりが良く、夜間は冷涼な空気から逃れられる丘陵斜面部分は、主にクラシックな赤ワイン用品種が植栽されている。
これらの地域は、低地のナガルーロロ川の経路が変化し、レッド・メタルと呼ばれる赤色金属や水はけの良い川床土壌、砂利質や石質のテラスが残されることによって、数千年にわたり形成された。 蓄熱と昼/夜の気温差、並びに水はけの良い土壌特性こそ、ホークス・ベイのワイナリーやヴィンヤードの多くが、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、その他の赤ワイン品種をこの地域に植栽する理由である。
- 赤ワイン用品種
- 1,414
- - メルロー
- (1,029)
- - カベルネ・ソーヴィニヨン
- (221)
- - マルベック
- (93)
- - カベルネ・フラン
- (71)
- シャルドネ
- 1,030
- ソーヴィニョン・ブラン
- 19,047
- ピノ・グリ
- 432
- シラー
- 330
- ピノ・ノワール
- 2,590
ボルドー・ブレンドは最も成功したホークス・ベイのワインの一つであり、力強く、エレガントで長期熟成に向いている。メルロー主体のブレンドになることが多く、ふくよかでプラムの深さをワインに与えている。
この地方の代表的な白ワイン品種。素晴らしい凝縮感を持った果実味と複雑さが特徴。ワインはフル・ボディで余韻が長いが、絶妙な酸と果実味とのバランスがある。
ふくよかでウェイトのある味わいが特徴。切れの良い酸味も持ち、樽発酵・樽熟成による複雑さを持ったワインスタイルも珍しくない。
アロマティックで香辛料のニュアンス、熟れた果実らがバランス良く酸をまとったワインとなっている。品種特有の味わいとフレッシュさが特徴。
この地域特有の土壌特性とクローン選別より脚光を浴びている品種である。香り高く、エレガントで果実味豊富なワインは、しなやかなタンニンと長い余韻が特徴のワイン。
黎明期に粘土質土壌に植えられたピノ・ノワールは、主にスパークリングワイン用であった。近年20年以内に植樹された木は、内陸部の標高の高い場所に植えられ、土壌に適したクローンが選ばれ、高品質ワインを生み出している。 この地のピノ・ノワールはサクランボやベリー系果物、プラム、フローラルな香りを持ちながらもより食感的な味わいであり、柔らかくしなやかなタンニンは素晴らしくリッチなフレーバーを持つ。
ヴィオニエやマルベック、テンプラニーニョなどのイタリアやスペイン系アロマティック品種がホークス・ベイでは良く育つと言われており、将来に期待を寄せられている。
2,188時間
803mm
日照量が多く、ブルゴーニュからボルドー間の気温と重なり、海洋性気候は夏の暑い日々と長い生長期間に作用する。 周囲の山々は風を遮る役割を担うが、それはいくつかの内陸部では霜のリスクもある。 冷涼で雨の多い天気は、時折ブドウの生長期において問題をもたらすこともあるが、水はけの良い土壌がその被害を軽減している。
4つの歴史的に重要な河川によって、ホークス・ベイはブドウ栽培やワインスタイルに重要なインパクトを生み出すのに、非常に理想的な土壌タイプとなっている。 川底土壌の上には高密度に植栽されている:その川底土壌のあるバヴロックは粘土層を覆うように砂利質ローム層がなっており、一方でヘイスティングは粘土質土壌が囲うように成り立っている。 レッド・メタルと乾燥地として有名な砂利質のギムレット・グラヴェルズは、注目すべき特徴を持っている;周囲の丘陵は粘土質と石灰岩がベースになっている。 ブリッジ・パは、ハレタウンガ平野の最も古い土壌を含んでいる。 これら土壌の特徴として、痩せた土地か、水はけの良い沖積層か、侵食された灰か、黄土か、下層の堆積物か、などはっきりとした違いがある。
地域別生産量(t) | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ノースランド | 111 | 92 | 130 | 210 | 203 | 92 | 121 | 113 | 319 | 269 |
オークランド | 1,464 | 1,220 | 789 | 1,392 | 824 | 1,267 | 934 | 787 | 1,585 | 1,249 |
ワイカト/ベイオブプレンティ | 118 | 7 | 12 | 63 | ND | 18 | ||||
ギズボーン | 14,450 | 15,590 | 15,567 | 16,192 | 17,280 | 15,944 | 16,337 | 13,000 | 16,238 | 18,959 |
ホークス・ベイ | 35,533 | 32,793 | 38,829 | 44,502 | 36,057 | 42,958 | 33,679 | 41,061 | 37,173 | 43,247 |
ワイララパ | 3,598 | 4,271 | 4,798 | 5,743 | 3,559 | 5,049 | 3,822 | 4,592 | 4,390 | 4,472 |
マールボロ | 244,893 | 188,648 | 251,630 | 329,571 | 233,182 | 323,290 | 302,396 | 313,038 | 305,467 | 343,036 |
ネルソン | 7,854 | 6,129 | 7,777 | 10,494 | 6,777 | 10,028 | 8,540 | 9,120 | 12,370 | 11,572 |
ノース・カンタベリー | 9,485 | 7,079 | 8,348 | 10,962 | 5,395 | 12,170 | 8,240 | 11,157 | 8,534 | 9,861 |
セントラル・オタゴ | 7,104 | 8,115 | 8,407 | 10,540 | 8,951 | 9,177 | 8,324 | 11,358 | 11,868 | 8,515 |
ワイタキ・ヴァレー | 170 | 41 | 114 | |||||||
その他 | 48 | 50 | 159 | 363 | 16 | 3 | 579 | 347 | ||
統計合計 | 324,591 | 263,944 | 336,337 | 429,669 | 312,387 | 420,356 | 382,409 | 404,399 | 398,564 | 441,640 |
単位は全てトン